巻頭 看護×デザイン 医療の質を向上させるコラボレーション・2
[インタビュー]安全,癒しの療養環境をめざして
横井 郁子
1
1東邦大学医学部看護学科高齢者看護学研究室
pp.95-99
発行日 2011年2月10日
Published Date 2011/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101959
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「医療看護支援ピクトグラム」という名前を聞いたことはないだろうか。「ベッドまわりのサインデザイン研究会」が中心となり作成した,病院におけるコミュニケーション・デザイン・ツールだ。患者に関連する生活情報(移動方法,食事制限,排泄介助などなど)をピクトグラムというグラフィックサインによって表示し,患者――医療者間での情報共有から,患者――患者家族間でのコミュニケーションのきっかけ,そして医療者間での患者情報交換・共有にも力を発揮するグラフィックデザインだ。マグネットパネル式で組み合わせは無限大。表示したい情報を看護師が選んでレイアウトしていく。旭川赤十字病院でも導入されたこのピクトグラムは,看護とデザインのコラボレーションの可能性を提示しているだろう。実際に看護側として中心的に活動された横井郁子氏に話を聞いた。
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