特集1 社会からのニーズに応える看護管理の役割を再考する
あしたのマネジメントをデザインする
[鼎談]看護管理者の尽きない悩みとその魅力―大学院教育と実践から
佐藤 紀子
1
,
平井 さよ子
2
,
宮子 あずさ
3
1東京女子医科大学大学院看護学研究科(看護職生涯発達学)
2愛知県立大学看護学部・大学院看護学研究科(看護管理学)
3東京女子医科大学大学院看護学研究科博士後期課程看護生涯発達学専攻
pp.20-27
発行日 2011年1月10日
Published Date 2011/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101922
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どのように歩んできたか
佐藤 まず,今日ご参加のお二人をご紹介します。平井さんは看護管理者を辞めたあと,教育者,研究者の立場で,大学院生たちと実践的な看護管理学に取り組まれ,医療界全体を見渡す立場で看護管理の役割を提言してきました。
平井さんと私は,20年以上前に日本大学の通信教育のスクーリングでたまたまご一緒して,互いに目指すところが同じで,以来,個人的にも職業人としても支え合ってきました。平井さんの専門とするヒューマンリソースマネジメントの観点から,いま,看護師長たちのもっている経験や知識といったものが活かし切れていないことを感じます。
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