特集 周術期看護を取り巻く諸問題
[インタビュー]標準的で,安全性が担保された手術室の効率運営に向けて―周術期のオペレーションを集学的な研究領域へと発展させるために
鈴木 利保
1
1東海大学医学部医学科外科学系・診療部麻酔科
pp.96-101
発行日 2010年2月10日
Published Date 2010/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101669
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東海大学医学部付属病院は,2006年の新病院開業にあたり,効率的な急性期医療への特化をめざし,300床もの大幅な病床削減を行なった。ハードの充実に加え,収益部門に効率的な人員配置を行なうことなどで,日帰り・短期入院による手術件数の大幅増,収益構造の改革に成功した。ここに麻酔科機能の充実やコーディネートナースが果たした役割は大きい。
本誌では,麻酔科の責任者である鈴木利保氏に,新病院の起草段階から現在に至るまでの周術期医療のありよう,周術期医療の運用を集学的な研究領域とするための方策,この領域において麻酔科医,看護師に期待するものについて話を伺った。
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