特集 地域が連携して行なう看護の質向上
扉
pp.733
発行日 2009年8月10日
Published Date 2009/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101543
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急性期病院では患者の重症度が増す一方で,在院日数の短縮が進んでいる。このようななか,継続看護や地域看護の重要性が増しており,病院の枠組みを超えた現任教育が求められている。看護の現任教育を軸にした施設間連携によって,地域看護の質向上,均てん化が図られ,住民の健康を守る地域づくりが担保される。その指導者として,教育機関への距離的なハンディを抱える地域においては特に,専門性の高い看護師の存在が欠かせない。
2006年度から厚労省により「専門分野(がん・糖尿病)における質の高い看護師育成事業」が開始され,専門・認定看護師らが指導者として活躍している。本特集では,この事業の成果と課題を軸に,地域の看護力向上を図るための方策,必要な支援について考察した。
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