増刊号特集 行動する看護師長 これからの臨床看護マネジメントの実践
扉
嶋森 好子
pp.587
発行日 2009年7月26日
Published Date 2009/7/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101518
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本誌増刊号が「行動する看護師長――これからの臨床看護マネジメント」をテーマに特集することになり,その企画の一端をお手伝いすることになりました。
本特集のなかで私は1995(平成7)年に日本看護協会が出した看護業務基準を改めて紹介しています。この業務基準では,看護業務には,“看護の実践”と“実践の組織化”の2つの面があり,その2つを合わせて看護業務という,と述べられています。これが示される以前は,組織化の基準の内容は,看護師長の仕事であり,日々行なわれている看護実践とは違ったものだと認識されていたのです。業務基準ではさらに,日々の看護実践を継続して質の高いものとして発展させるために組織化が必要だ,とされています。看護の組織化は,看護実践者1人ひとりが実践と同時に考えるものであり発展させるものだといえます。
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