連載 王様の耳はパンの耳――この国の看護のゆくえ・2
7対1入院基本料とは何だったのか―政策プロセスから見た戦略の重要性
大串 正樹
1
,
北浦 暁子
2
1西武文理大学 看護政策研究所
2NKN
pp.562-563
発行日 2009年7月10日
Published Date 2009/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101508
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2006(平成18)年度の診療報酬改定で,看護師の人員配置7対1の実施による入院基本料の増額が認められたことは,看護界にとって大きなニュースとなりました。慢性的な看護師の人員不足に対する政策インセンティブ誘因としては,極めて効果的な施策だからです。
しかし,本当に考えるべきことは別のところにあったのかも知れません。無理をして7対1をとってしまったために,さまざまな問題が浮かび上がっているのではないでしょうか。
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