特集 職員を守り,安心・安全の医療を守るための院内暴力対策
[コラム]看護管理者の責務として院内暴力対策を考える―座談会を傍聴して
中川 典子
1
1京都第二赤十字病院
pp.496
発行日 2009年7月10日
Published Date 2009/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101493
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- 文献概要
数年前まではほとんど表面化することがなかった院内暴力ですが,最近では,先駆的な取り組みをされている病院にならい対策を講じる施設も増えてきました。
私が所属する施設でも,看護部倫理委員会に看護師が患者・家族や他職種から暴言・暴力を受ける事例が提出され,患者の人権と看護師の人権の尊重という双方の視点で議論されるようになってきました。また医療安全推進室により暴言・暴力対応システムが整備され,患者・家族からの意図的な暴言・暴力については警察OBの支援を受けることができるようになりました。
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