特集 高度看護実践者の技能と教育的効果 日本赤十字社のキャリア開発ラダーレベルV認定の成果から
日本赤十字社がめざす看護実践能力の育成
浦田 喜久子
1
1日本赤十字社事業局看護部
pp.414-419
発行日 2009年6月10日
Published Date 2009/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101477
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はじめに
日本赤十字社では,2004(平成16)年に全国で92ある赤十字医療施設にキャリア開発ラダーを導入する方針を示し,準備・開発期間を経て,2006(平成18)年度より,看護実践能力向上のための継続教育システムとして「赤十字医療施設のキャリア開発ラダー」(以下,本ラダー)の導入を開始した。本稿では日本赤十字社の理念に基づく本ラダー作成のねらいや評価方法,現時点での課題について述べたい。また特に,現在全国赤十字医療施設で1名誕生しているレベルⅤ認定が求める看護実践能力について詳説する。
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