特集 高度看護実践者の技能と教育的効果 日本赤十字社のキャリア開発ラダーレベルV認定の成果から
高度看護実践者の存在と活動が看護・医療の質をどう変えたか―ラダーの意義とともに検証する
高野 洋子
1
1長浜赤十字病院
pp.403-407
発行日 2009年6月10日
Published Date 2009/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101474
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
長浜赤十字病院では,2006(平成18)~2007(平成19)年度をキャリア開発ラダー(以下,ラダー)導入準備期間とし,2008(平成20)年度に本格的に導入するに至った。現在,当院では33名の認定者が出ているが認定者のほとんどはレベルⅠもしくはレベルⅡである。そのなかで2008年11月25日,当院の老人看護専門看護師(以下,CNS)が,日本赤十字社で初めてのレベルⅤとして認定されたことは当院の誇りでもある。
今回私は,レベルⅤの評価会に,ラダー認定委員会のメンバーの立場から,評価者の一人として参加した。ここでは,レベルⅤのラダー評価会の様子や,日ごろの老人看護CNSの活動を振り返りながら,高度看護実践者の存在と活動が,看護・医療の質をどう変えたかについて述べたいと思う。
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.