特集 患者を受け入れるための病床管理の工夫―地域の安心を守る取り組み
周産期医療を守るNICUの増床と病床管理
脇島 千晶
1
,
青木 由利子
1
,
尾花 由美子
2
1神奈川県立こども医療センター新生児病棟看護科
2神奈川県立こども医療センター看護局
pp.322-329
発行日 2009年5月10日
Published Date 2009/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101456
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こども医療センターの概要
神奈川県立こども医療センター(以下,当センター)は,こども専門病院と肢体不自由児施設(50床),重症心身障害児施設(40床)を併設した小児総合医療・福祉施設として1970(昭和45)年に開設された。その後,精神療養病棟(現こころの病棟)が整備され,1992(平成4)年には周産期医療部が増設された。2002(平成14)年1月から小児3次救急医療を開始し,2005(平成17)年には新棟に移転し,クリーン病棟の開棟,ICU/HCU病棟の増床を行なった。
外来は紹介予約制で29の診療科を有し,入院ベッドは419床。看護師は471名で,認定看護師10名,専門看護師2名,認定遺伝カウンセラー2名が含まれている。
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