特集 亜急性医療は存在し得るか
【事例】病床区分・届出
医療提供の変化を見据えた,地域における高齢者医療戦略創造の1過程:一般病床(72床)
天本 宏
1
1医療法人財団天翁会
pp.1006-1008
発行日 2003年12月1日
Published Date 2003/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100714
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今般,医療法改正に基づく病床区分の届出が行われた.これで一区切りという方もいようが,これから病床の本格的な整理,淘汰が始まろうとしている.
厚生労働省の本音は,一般病床については平均在院日数を短縮化し,病床の大幅な削減を図るところにある.一般病床は医療法の基準・看護3対1以上など人員配置の充足を求め,診療報酬の面ではDPC(diagnosis procedure combination)包括評価による一元化を目指すことだろう.療養病床は,現在ある回復期リハビリテーション,特殊疾患療養,緩和という機能を特化した病床に絞られていくだろう.
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