特集 医療費改定の分析と批判
改定効果の実態
1.新旧料金による比較計算と批判
再び赤字に—適時適切な改定を—岩手県立中央病院(病床数一般477床,結核45床)
金子 保彦
1
1岩手県立中央病院
pp.461-463
発行日 1978年6月1日
Published Date 1978/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206556
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健全経営にはまだ先
当院は,岩手県立病院28のうち,最も規模が大きく,成人病センターを付設する総合病院であり,病床数542床,職員数500名,うち医師は60名である.
さて,医療費の改定が,ようやく2月1日から実施された.厚生省発表によれば,病院の改定率は,薬価基準の引下げ分をみて,平均10.2%といわれているが,前回,昭和51年4月の例(51年4月改定,厚生省発表,病院10%,当院7.5%)もあるので,前回の1週問の調査資料をもとに,新点数の置き換え作業を行った.
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