特別記事
―横須賀市立市民病院における患者支援室の役割―看護管理者としての経験を活かした患者相談およびボランティア活動支援
平野 みはる
1
1横須賀市立市民病院患者支援室
pp.110-114
発行日 2009年2月10日
Published Date 2009/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101411
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患者支援室開設
横須賀市立市民病院(以下,当院)は,神奈川県横須賀市の西部にある横須賀・三浦2次医療圏の地域医療支援病院の1つで,一般病床476床,感染症病床6床を有しています。患者の構成は市の中心部から離れていることもあり,横須賀市が約62%,隣接する三浦市約20%,葉山町約8%となっています。
当院の患者支援室は,基本理念の1つである地域の中核的な役割を果たすため,地域に開かれた病院を目指し,2006(平成18)年4月に患者サービスの向上,および院内の活性化を目的として開設しました。患者支援室は,病院長直轄の地域医療部に属し,室長の私が患者相談窓口担当とボランティアコーディネーターを兼ねています。そのほか,一度退職した看護師3名がスタッフとして新たに加わり,ボランティアと病院スタッフのパイプ役を担ってくれています(表1,図1)。
本稿では,(1)患者相談窓口,(2)ボランティア窓口とその活動の支援,を看護師が担う患者支援室を紹介します。
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