特別記事
リハビリテーション病院の今後を考える―2008年度診療報酬改定の影響と病院の対応
藤井 博之
1
1柳原リハビリテーション病院
pp.782-788
発行日 2008年8月10日
Published Date 2008/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101289
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
診療報酬改定から読み取れる今後の政策の方向性が,病院運営にとって重要な制約条件であることは,論を待たない。ただし,病院事業は診療圏のニーズに応える直接かつ固有の責任を負っており,行政当局の意向は考慮すべきファクターのひとつに過ぎない。
筆者の勤務する柳原リハビリテーション病院(以下,当院)は,比較的小規模の地域のニーズに応えるリハビリテーション(以下,リハ)病院として運営されている。本稿では,そこでの経験からみたリハ病院の役割と課題にもとづいて,今回の診療報酬改定について意見を述べ,自らはどう進むかを考察する。
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.