Japanese
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特集 総合病院におけるリハビリテーション—急性期を中心に
診療報酬改定にみる今後のリハビリテーション
Prospect of Rehabilitation through the revision of fee schedule in Japanese healthcare system;Acute rehabilitation in general hospital.
秋月 玲子
1
eiko Akizuki
1
1厚生労働省保険局医療課
1Ministry of Health, Labour and Welfare
キーワード:
診療報酬
,
ADL
,
急性期
Keyword:
診療報酬
,
ADL
,
急性期
pp.959-964
発行日 2014年10月10日
Published Date 2014/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200024
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2014年度診療報酬改定の概要
診療報酬とは個々の医療サービスに対する対価のことである.厚生労働省では,診療報酬を2年ごとに見直しており,見直しに当たっては,中央社会保険医療協議会(通称:中医協)という厚生労働大臣の諮問機関で議論する.この中医協は医療者,保険者,公益委員の3つのグループから構成され,厚生労働省が提示する現状や課題,さらにそれらを解決するための評価のあり方などをもとに改定の内容を決めていく.
2014年度の診療報酬改定率は,全体で0.1%増となっているが,消費税増税への対応分を除くと実質1.26%減となり厳しい改定率だったといえる.今回の改定は社会保障・税一体改革を実現するため,2012年改定に引き続き医療機関の機能分化・強化,連携を進めていくものであり,その内容は2013年8月にまとめられた社会保障制度改革国民会議報告書1)に沿った内容となっている.
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