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医療センターを真に「インターナショナルなセンター」にする 国立国際医療センター総長 高久史麿氏
浦部 禺夫
1
1関東逓信病院血液内科
pp.948
発行日 1993年11月1日
Published Date 1993/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900491
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自治医大血液学教授,東大第三内科教授,東大医学部長を歴任した高久史麿先生については,造血幹細胞や造血因子研究の第一人者,細胞工学や遺伝子治療にも造詣の深い内科学の泰斗,あるいは医療行政の大実力者などと,形容する言葉だけでも枚挙にいとまがない.先生は東大医学部長にひき続いて国立病院医療センター院長の要職に就かれたが,医療センターはこの10月から国立国際医療センターとして新たな発展を遂げることになった.臨床と研究の中心としてばかりでなく,医学面の国際協力なと,日本の医療の中心として活発に活動するセンターとしての使命を負うことになったのである.医療センターのこの昇格も先生の御尽力によるところが大きいことはいうまでもない.
高久先生といえば最近ではテニスの達人として聞こえが高い.テニスは東大教授時代に始められたのであるが,今では大学のテニス部出身者以上の腕前になっておられる.何事も究めてしまわれる熱意にはただ頭が下がるばかりであるが,すべて先生の努力の賜物である.
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