書評
『看護実践に役立つ放射線の基礎知識―患者と自分をまもる15章』
別所 遊子
1
1神奈川県立保健福祉大学看護学科
pp.167
発行日 2008年2月10日
Published Date 2008/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101146
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医療における放射線について考える際の信頼できる教科書
地球上に住む人は,太古から存在する自然放射線と,人工的な線源から出る放射線に日々さらされている。
光や音と異なり,ヒトには放射線を知覚する感覚機能がないために,放射線に被曝していることを知覚できない。しかし人は,レントゲンの発見以来,大量に被曝すると命にかかわる放射線を,その便利な性質のために,コントロールしつつ慎重に使おうと工夫してきた。
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