特集 超高齢社会の病院でどんな看護を提供するか―専門看護師と認定看護師の広告解禁を契機に
―看護管理の戦略として専門看護師の活用を考える―老人看護専門看護師の活動環境整備とその効果
田畑 よし子
1
1神戸海星病院
pp.931-933
発行日 2007年11月10日
Published Date 2007/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101058
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当院の特徴
神戸海星病院(以下,当院)は1871(明治4)年に外国人のために万国病院(神戸国際病院)として創設され,130余年の歴史を迎えている。1947(昭和22)年にはマリアの宣教者フランシスコ修道会が病院を手伝うようになり,その後,社会福祉法人「聖母会」が引き継ぎ,カトリックの精神である「愛と奉仕」を理念に掲げ今日に至っている(図)。
今でも外国人患者は全体の約6%を占めており,約30か国の外国語に対応できる女性ボランティアも1972(昭和47)年に結成され,現在も活動は継続されている。このような歴史のなかで「聖堂」としての設備が整えられ,信者の方々や患者様が自由に利用できるようになっており,日曜日にはミサも行なわれていることや,1人のシスターにパストラルケアを担当してもらい,患者様の精神的慰安に大きく貢献していただいている。
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