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―シンポジウム「対話が拓く医療Ⅲ―患者の声と対話型 ADR」―医療紛争において患者・遺族が真に望むこととは
本誌編集室
pp.810
発行日 2007年9月10日
Published Date 2007/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101035
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さる6月24日,東京の早稲田大学小野記念講堂で,シンポジウム「患者の声と対話型ADR」が開催された。このシンポジウムは早稲田大学紛争交渉研究所が主催する「対話が拓く医療」シリーズの3回目。医療事故紛争の解決を訴訟以外の方法で試みる医療版ADR(裁判外紛争処理),なかでも患者と医療者との「対話型」ADRへの関心を反映して,多くの聴衆が集まった。
冒頭,主催者である和田孝仁氏(早稲田大学紛争交渉研究所所長)が,「われわれは被害者や遺族が参加する新しいタイプのADRをめざしているが,被害者や遺族の声に応えるには,その話を聴く必要がある」と今回のシンポジウムの趣旨を説明。さっそく医療事故死亡訴訟の当事者である佐々木孝子氏の講演「遺族が求めるものと対話の場」が行なわれた。
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