特集 新人教育を見直す―派遣指導者によるコンサルテーション
「効果的な新採用看護職員教育企画研修」の概要―新人看護職員の早期離職を防止するための神奈川県の試み
高橋 久美
1,2
,
矢島 道子
3
,
鈴木 勝博
4
,
木島 俊夫
4
1神奈川県立がんセンターA7病棟科
2前神奈川県地域保健福祉課看護指導班
3神奈川県保健福祉部地域保健福祉課看護指導班
4神奈川県保健福祉部地域保健福祉課
pp.728-736
発行日 2007年9月10日
Published Date 2007/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101016
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「効果的な新採用看護職員教育企画研修」を開催するまでの経緯
神奈川県看護職員資質向上推進委員会の設置
1992(平成4)年6月,看護師等の確保の重要性が著しく増大したことを受け,「看護師等の人材確保の促進に関する法律」(以下,人確法)が施行された。その後,2000(平成12)年2月3日付看第2号厚生省健康政策局看護課長通知により,人確法にもとづく委員会活動が促進された。神奈川県においても,看護職員の資質向上に必要な事項を検討するための体制整備を目的に,看護職員資質向上推進委員会(以下,推進委員会)を設置することになった。
推進委員会の委員は,看護職員確保対策の中心となる関係団体から委員の推薦をいただき,保健福祉部地域保健福祉課課長を含めた合計9名を委員とした(表1)。また,委員長は県看護協会会長とした。
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