特集 ITの導入で看護業務をどう変えるか
東京大学医学部附属病院におけるIT活用の現状と展望
リスクマネジメントに活かせる情報システムの構築と改善―(「平成14年度東大シンポジウム」より)
山本 千恵美
1
1東京大学医学部附属病院
pp.437-439
発行日 2003年6月10日
Published Date 2003/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100845
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昨今,産業界や航空業界に続き,医療界でも,医療の質向上を目的としたリスクマネジメントの取り組みが盛んです。これまでの,個人を対象とした医療事故予防の対策にとって代わって,システムそのものの見直しが行なわれています。私は,システムそのものの改善にITをうまく利用することが非常に有効だと考えています。
そこで本稿では,ITを利用した当院のリスクマネジメントシステムの中から,携帯端末を利用した輸血時患者認証システムについて紹介します。
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