特集 ITの導入で看護業務をどう変えるか
IT化が看護業務にもたらすインパクト
金井Pak 雅子
1
1東京女子医科大学看護学部
pp.416-419
発行日 2003年6月10日
Published Date 2003/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100841
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
なぜIT化なのか?
情報技術(IT)の革新により,国として病院における各種業務の電子化を推進する方針を打ち出していることから,医療サービス機関においてもIT化がかなり進んでいる。いまや,多くの病院では時代の潮流を受けて,電子カルテをはじめ,オーダリングシステムなどの導入にかなりの時間と労力,そして費用を投入している。これほどまでに多大なコストと人力をかけながら,医療機関がIT化を推し進める意義は何なのであろうか? また病院におけるIT化とは,いったい何を目指しているのであろうか?
本稿では,病院におけるIT化を推進するにあたって,それがもたらす看護業務へのインパクトについて経営学的視点から考察する。
Copyright © 2003, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.