特集 ケーススタディ 看護管理者が問題解決能力を発揮するとき
千葉県立病院における抑制廃止ガイドラインの作成と現場での適用のプロセス―千葉県循環器病センターにおける展開―[2]抑制廃止に向けた看護実践現場での取り組み(1)
水野 芳子
1
1千葉県循環器病センターICU
pp.385-386
発行日 2004年5月10日
Published Date 2004/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100727
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県の抑制廃止ガイドラインに関して,2003年4月,副看護師長会で取り組むよう当センター副看護部長より指示があった。その当時,ICUでは,術後せん妄によるライン類の自己抜去などの事故発生予防のために,抑制帯を使用することが多かった。副看護師長として筆者は,いかに効果的にICUのスタッフと検討していくかについて戦略を練り,抑制に関するスタッフの意識が高まっているこの時期をチャンスととらえた。そして,抑制に関する話題を提供し,スタッフに十分考えてもらう機会をつくった。
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