特集 新人をいかに支えるか
サポートシステムとシャドウ研修の実際から
新人看護師の受け入れに向けてこれから必要になる視点―聖路加国際病院での取り組みを通じて
佐藤 エキ子
1
,
柳橋 礼子
1
1聖路加国際病院
pp.216-221
発行日 2007年3月10日
Published Date 2007/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100638
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看護師大量採用の時代
2007(平成19)年度の看護師採用状況は大きく変わった。理由は,いうまでもなく2006(平成18)年度の診療報酬改定で7対1看護職員配置が新設されたことにある。これを受けて厳しい看護師争奪戦が繰り広げられ,社会現象にもなっている。
先般,看護師内定者の状況に関する速報が出た。それによると国立大学法人(45病院)の内定者数は,合わせて4509人で,2006年度より+2212人,国立病院機構(146病院)は内定者数3868人で,2006年度より+417人,都道府県立病院(213病院,うち未内定23病院)は内定者数2963人で+200人,公立大学病院(10病院)は,内定者数660人で+80人1)と,設置主体別では公的医療機関における新採用者の数が軒並み増加していることがうかがえる。しかし,それ以外の設置主体別医療機関によっては,2006年度の採用者数を大幅に下回っている機関も少なくない。
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