特集 新人をいかに支えるか
サポートシステムとシャドウ研修の実際から
ペンギンシステムで新任看護師の教育環境を整備する
櫻井 順子
1
,
杉田 塩
1
,
岡田 綾
2
,
看護部教育委員会
1順天堂大学医学部附属順天堂医院看護部
2順天堂大学医学部附属順天堂医院看護教育課
pp.222-227
発行日 2007年3月10日
Published Date 2007/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100639
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はじめに
ペンギンシステムは,看護師全員が新任看護師を支えることで,共に成長することをめざし,2006年度より順天堂大学医学部附属順天堂医院(以下,当院)で考案した教育システムである。
新任看護師の状況は年々変化しており,新任看護師をどうサポートしていくかは大きな課題である。入職時の実践能力は現場の求めるレベルには達していない。新任看護師が臨床に順応し,看護実践能力を向上させるために,臨床では正確な知識・技術を一つひとつ積み上げていけるような緻密で粘り強い指導が求められる。
当院では新病院開設に伴い,ここ数年200名前後の看護師が入職している。そのため従来の指導体制ではプリセプターの抱える負担も大きく,新たな指導体制が必要と考え,このペンギンシステムが誕生した。
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