特集 介護保険をめぐる地域のネットワークとルールづくり
特集6
地域に開かれた訪問看護ステーションをめざして―地域のネットワークとは?
若松 幸子
1
1茨城県日立市医師会訪問看護ステーションひたち
pp.33-37
発行日 2001年1月15日
Published Date 2001/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901211
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はじめに
当ステーションは平成7年4月に日立市医師会が事業主体となって開設した純粋単独型の訪問看護ステーションです。日立市(人口約20万人)が高齢者保健福祉推進十カ年戦略を受けて高齢化社会に対処している動きに合わせて,平成4年10月に日立市地域医療協議会は在宅ケア委員会を発足させ2年有余の年月をかけて,①医療・保健・福祉のためネットワークづくり,②医師会立の訪問看護ステーションの開設,を行政と医師会に提言しました。その結果,実現した市内で初めての訪問看護ステーションが当ステーションです。
医療・保健・福祉の連携のためのネットワークづくりの枠組みも開設とほぼ同時に動き出しました。開設以来,地域の医療・保健・福祉が連携して活動することが利用者の生活支援,ADL拡大に繋がることを学び実践してきました。
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