特集 第三者評価を活用した継続的な質改善への取り組み
安全管理への第三者評価認定の受審と活用―継続的質改善を目的とした提案
廣瀬 昌博
1
1京都大学医学部附属病院安全管理室
pp.926-931
発行日 2004年11月10日
Published Date 2004/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100567
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2002年4月,医業における広告に関する規制緩和の一環として,第三者による病院機能評価の認定に関する広告が可能になった。同時に,外来化学療法加算について,その実施する機関の施設基準に「財団法人日本医療機能評価機構等が行なう医療機関評価を受けていること」という要件が設定された1)(ただし,この基準は2004年4月の改定で廃止)。これらによって,第三者による医療機関評価を受ける病院が急増してきた。
また,2002年10月,厚生労働省はすべての病院および有床診療所の管理者に対し,医療の安全管理体制の確保を義務づけた。さらに2003年4月から特定機能病院に対しては,専任の安全管理者の配置や安全管理を行なう部門の設置が義務づけられた2)。
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