連載 イラン・イスラーム共和国 異文化を通して見る看護[4]
現代的な保健医療制度の整備と信仰を尊重する病院づくり
細谷 幸子
1,2
1東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程
2日本学術振興会
pp.350-353
発行日 2004年4月10日
Published Date 2004/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100485
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イランでは1980年代後半からプライマリ・ヘルスケアの理念を基盤とした保健医療制度の体系化が進み,現在は遠隔地の小村に居住する者であっても,何らかの形で現代医療に基づいた保健医療サービスを受けられるようになった。
今回は,都市部・農村部それぞれにおける医療・保健サービスのあり方を簡単に紹介し,看護師の大多数が勤務する都市部の病院がどのような位置づけにあるのかを見ていきたい。
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