BOOK MARK
―「患者状態適応型パス統合化システム開発研究」中間成果報告シンポジウム開催―標準コンテンツ開発で進む本格的臨床活用への途
本誌編集室
pp.964
発行日 2006年11月10日
Published Date 2006/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100408
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9月9日,早稲田大学理工学部大久保キャンパス(東京都新宿区)にて,平成18年度厚生労働科学研究費補助金総合研究事業「医療安全と質を保証する患者状態適応型パス統合化システム開発研究」中間成果報告シンポジウムが開催された(主催/同開発研究班および日本品質管理学会医療の質・安全部会)。
患者状態適応型パス(PCAPS)は2つのツールからなる。1つはユニットの連結を示した臨床経路の俯瞰図であり,対象疾患について想定されうる治療のおおまかな流れと全体像を把握することができる「臨床プロセスチャート」。もう1つは各ユニット内での具体的な医療行為と,当該ユニットの目標状態および次なる移行ロジック(移行条件と移行先ユニットを示すもの)からなる「ユニットシート」である(詳細については,本誌2005年11月号特集「医療安全と質を保証する患者状態適応型パス統合化システムの開発と実際」参照)。
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