連載 看護にとっての経営学・2
経営の生命線は中間管理職
青木 菜穂子
1
,
松村 啓史
2
1トータル ライフケア プロモーション
2テルモ株式会社
pp.936-942
発行日 2006年11月10日
Published Date 2006/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100400
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前回は,最前線のナース育成の重要性とその具体策について述べてきましたが,今回は,それを支える中間管理者,特に看護師長にスポットを当てます。看護師長自身が自ら育つことと看護部長が看護師長を育成することの両面の意味を込めて述べます。したがって,師長または師長をめざす人は自分に置き換えて,看護部長または看護部長をめざす人はその立場でご理解ください。
機動力を高めるために組織は,できる限りフラットで,階層を少なくすることが望ましいのです。しかし一方で,運営上ピラミッド型にならざるを得ません。大切なことは,現場主体の経営の今日において,業務の主役はあくまでも最前線の現場ナースであるということです。
このことから,トップの方針を受けながら,最前線の現場を支える師長の役割は極めて重要になります。
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