特集 高齢者ケアの質をどうマネジメントするか
老人看護CNSの取り組みから
急性期病院における高齢者ケアの現状と課題―退院支援専任看護師の立場から
塩川 ゆり
1
1神戸大学医学部附属病院患者支援センター
pp.727-731
発行日 2005年9月10日
Published Date 2005/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100295
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はじめに
第4次医療法改正による在院日数短縮化傾向や介護保険法導入により,高齢者や医療依存度の高い患者が急性期病院から早期に退院する傾向にある。国立大学法人神戸大学医学部附属病院(以下,当院)では,2004(平成16)年7月に退院支援や地域医療,福祉関連機関との連携を行なう部門として「患者支援センター」を設置し,筆者が退院支援専任看護師として勤務することとなった。以後現在まで1年余りの少ない経験ではあるが,退院支援の視点から高齢者ケアの現状と課題について述べたい。
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