《高齢者と地域医療》急性期病院の退院支援

･退院支援は、1)退院困難患者･要支援患者の抽出、2)退院の支援介入、3)退院後の追跡調査･追加支援、で構成されている。･退院困難患者･要支援患者の抽出はリスク･ファクターを総合的に検討する。抽出ツール(退院支援スコア)は、医療施設ごとに作成し、継続的な解析が必要である。･退院支援に対するインフォームドコンセント、退院支援記録の徹底を図る。･退院医療により、入院中から退院後の環境に則した医療を実施する。･在宅への支援では、介護保険サービスを主に、目的に応じたサービスの導入が有益である。･転院、施設入所の支援では、目的、適応、条件を明確にしたうえで医療機関を選定する。･追跡調査により療養生活の確認、支援内容の検証、支援方法の構築を図る。