特集 採用看護師の教育・研修
教育専任課長の立場から
ウイリアムソン 彰子
1
1三木市立三木市民病院 看護キャリア開発室
キーワード:
看護
,
新人教育
,
プリセプター
,
キャリア支援
Keyword:
看護
,
新人教育
,
プリセプター
,
キャリア支援
pp.271-275
発行日 2011年4月1日
Published Date 2011/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101930
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筆者は大学院(看護管理学専攻)修了後,教育の現場に8年間身を置いたが,思うところがあり,2009年4月に臨床へ復帰した.そもそも,臨床を離れたいと思っていたわけではなく,大学院生活の2年間も,夜勤をしながら睡眠時間を削って通っていた.教育現場にいた時も,臨床から声をかけられた仕事はなるべく引き受けていた.臨床での課題について,現場にいる人と話し合える良い機会であったからである.
2006年の診療報酬改定で,看護は「7対1看護体制」という念願の手厚い人員配置を獲得した.しかしその結果,どの病院に行っても「看護師がいない.都市部の大病院に異動していきました」「年休を削って何とかやっています」という管理者の悲鳴を聞くことになった.一方,売り手市場となった看護学生は,就職活動をほとんどしなくても就職先が決まるようになったが,1年もせずに辞めて帰ってくる学生が年々増えていることを,教育の現場にいても実感するようになってきた.
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