連載 個人情報保護法と医療・最終回
個人情報保護法と医療の未来
畑中 綾子
1
1社会技術研究システム
pp.1032-1033
発行日 2005年12月10日
Published Date 2005/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100284
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- 文献概要
個人情報保護法は,今や日本社会に浸透し,大きな影響力を与えています。本連載では,医療の現場におけるいくつかの対応をみることができました。患者の氏名の取扱い1),カルテ開示2),研究利用3)などさまざまな場面において,個人情報保護法の影響が出ています。そのなかには過剰反応ではないかと思われる場面もしばしば存在します。このような対応は,なぜ生まれてきたのでしょうか。
まず,医療従事者の生真面目さということが考えられます。やれといわれたことは,とことんやる,医療関係者特有のまっすぐな体質というのがあるのかもしれません。
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