特集 医療安全と質を保証する患者状態適応型パス統合化システムの開発と実際
患者状態適応型パスによる標準臨床プロセスの実施と医療質安全保証
棟近 雅彦
1
,
水流 聡子
2
,
飯塚 悦功
3
1早稲田大学理工学術院
2東京大学大学院工学系研究科
3東京大学大学院
pp.892-897
発行日 2005年11月10日
Published Date 2005/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100253
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はじめに
患者状態適応型パスは,臨床プロセスを標準化するためのツールである。標準化を進めることによって,医療の質安全を向上することが可能となる。本稿では,患者状態適応型パスが,どのように医療質安全に貢献するかについて述べる。以下では,標準化と改善の関係,システムで質安全を保証することの重要性を一般的に解説し,これらの観点から患者状態適応型パスの意義について説明する。
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