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特集 対論 糖尿病診療
糖尿病診療におけるクリニカルパスの有用性―Cons 患者状態にいかに適応した医療を行うか―医療の標準化と質の確保との両立
The effectiveness of crinical pathway approach to diabetic treatment
貴田岡 正史
1
1公立昭和病院内分泌代謝科
キーワード:
クリニカルパス
,
クリニカルインディケーター
,
PDCAサイクル
Keyword:
クリニカルパス
,
クリニカルインディケーター
,
PDCAサイクル
pp.486-492
発行日 2006年5月15日
Published Date 2006/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100325
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適正に設定されたクリニカルパスは,その運用を間違わなければ,「医療の標準化」と誤解を恐れずにいえば,「医療の効率化」に大変有用なツールであることは論をまたない.また,十分に配慮されたメカニズム設計を持つクリニカルパスは「本質的医療安全」にも根本的な解決法を提示することが可能である1).したがって,クリニカルパスそのものが是非の検討の対象になるわけではないことを前提として論議をすすめたい.すなわち,本稿では現在臨床に供されているクリニカルパスそのもの,あるいはその基本的思考過程について問題にしていきたい.
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