連載 機能する看護部組織を創る対人関係技法・6
生きた看護計画を立案する―看護の個別性に不可欠なコミュニケーション技術
池田 優子
1
1高崎健康福祉大学短期大学部看護学科
pp.508-512
発行日 2005年6月10日
Published Date 2005/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100190
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「看護計画が画一的なものになって個別性がない」ということが,何年も言われ続け,今も「古くて新しい今日的課題」となっています。逆に言えば,いまだその解決のための方策が共有化されていないことになります。
「その人の病態生理の理解が不十分である」「治療内容と経過について十分理解していない」「生活背景を含む社会的側面の理解が不十分である」「その人の性格特性が十分理解されていない」などが現場の事例検討会でも問題点として出され,身体的側面,社会的側面,心理的側面のトータルな把握が重要であるということが指摘されてきました。
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