老健Now・11
個別看護・介護計画とは何か
小山 秀夫
1
1国立医療・病院管理研究所医療経済研究部
pp.960-961
発行日 1994年10月1日
Published Date 1994/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901356
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平成6年10月1日からの老人保健施設療養費の額の改正において,入所者に対して看護・介護職員が3対1の入所基本施設療養費(Ⅱ)が新設された.この費用を算定するためには「適切に施設療養を行うための体制が整備されているとともに,個々の入所者に関わる看護・介護計画を策定し,当該計画が適切に実施されていること」が必要となる(平成6年8月25日付,老健第225号).
個別看護・介護計画においては,平成5年7月に老人保健福祉局長の私的懇談会として,「介護計画検討会」が設置され,翌6年5月に,「ケアガイドライン」に基づくケアプランの作成手法は,個々の高齢者にみさわしいケアを提供するにあたって有用なものであるという内容の中間報告が公表され,その内容については,「高齢者ケアプラン策定指針」(厚生科学研究所刊)として出版されているが,個別看護・介護計画の貝体的な内容に関する問い合わせが多い….
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