特別記事
【対談】がん医療の現場で患者は何を求めているか―『あなたのためのがん用語事典』が出版されたわけ
宮田 親平
1,2
,
角田 直枝
3
1日本医学ジャーナリスト協会
2元文藝春秋
3筑波メディカルセンター病院看護部
pp.116-121
発行日 2005年2月10日
Published Date 2005/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100113
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
患者には少しむずかしく,看護師にはちょうどいい知識
角田 私は現在,筑波メディカルセンター病院で,副看護部長をしていますが,日本看護協会認定のがん看護専門看護師でもありまして,この『あなたのためのがん用語事典』を,がんの医療に携わる自分たちがこれをどんなふうに使えるかを考えながら,たいへん興味深く読ませていただきました。
宮田 私は,もともとサイエンスジャーナリストで,その後,一般の雑誌編集を経て,医療に関わるようになったのはここ15年くらいです。医学部を卒業しているのですが,実は薬学科,現在の薬学部で,“解剖”をちゃんとやっていませんから医学に関しては素人と思っています。
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.