焦点 看護研究方法としての疫学的研究方法—疫学調査からEBNへ
看護研究へのEBM/EBNの導入
阿部 俊子
1
1東京医科歯科大学医学部保健衛生学科
pp.27-34
発行日 2001年2月15日
Published Date 2001/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900591
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はじめに
EBM(Evidence-based Medicine)は,根拠としてのエビデンスを「探す」(研究者には「集める」だが,臨床者には「探す」),「使う」,「つくる」という3点の関わりに大別できるだろう。
これまで,看護基礎教育では,エビデンスを「つくる」ための看護研究に焦点が当てられていた。ところが,看護研究を行なう(「つくる」)ということに比して,エビデンスを「探す」という文献の探し方,さらにはその文献の批判的吟味の仕方,そして「使う」という部分が看護基礎教育でさらに重点化されることが望ましい。
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