薬剤
眩暈症例に対するBetahistineの薬効試験—Double-blind testおよび判別分析(多変量解析)による
渡辺 觔
1
,
深美 淳一
1
,
吉本 裕
2
,
上田 良穂
2
,
鈴木 淳一
2
,
岡本 途也
3
,
竹内 美奈子
3
,
斧田 太公望
4
1国家公務員共済組合連合会三宿病院耳鼻咽喉科
2東京大学耳鼻咽喉科学教室
3関東労災病院耳鼻咽喉科
4立教大学社会学部
pp.1237-1250
発行日 1967年11月20日
Published Date 1967/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492203855
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I.はじめに
メニエール症候群,およびこれと類似の症状を呈する眩暈症例に対する薬物療法に関しては,非常に多くの報告がなされている1)-4)。
それらの薬物を,主な作用によつて分類すると,自律神経剤,鎮静剤,血管拡張剤,抗ヒスタミン剤(抗アレルギー,抗眩暈剤),利尿剤,ビタミン剤および代謝促進剤などに分けることができる。
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