学会報告
今後の看護診断のあり方を考える—25周年を迎えたNANDAとタクソノミーII
藤崎 郁
1
1神戸市看護大学
pp.443-450
発行日 1998年10月15日
Published Date 1998/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900475
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NANDA 25周年
1998年4月22日から26目までの5日間,北米看護診断協会(以下NANDAと略す)の第13回大会がセントルイスで開催された。1973年にK. ゲビーとM. A. ラビン両女史の上呼びかけに賛同したナースや研究者たちがここに集って以来,NANDAは第1回目と同じセントルイスの地で25周年を迎えたことになる。
もちろんこれは協会側の演出であろう。創立25周年の記念すべき大会ということで,プログラムにもこれまでの12回の大会をそれぞれ振り返り,その歴史的な位置づけと意味を問うセッションが多く組まれていた。また,功労者を讃える表彰式(日本人では日本看護診断学会理事長の松木光子氏が,協会と国際委員会からそれぞれ表彰を受けた)や記念パーティー・各種のレセプションなども用意されていて,とても華やかだった。特に25年間の歩みをビジュアルに伝えるメモリアルビデオの上映では,数多くの著名人・一般参加者・会を支える裏方のスタッフに至るまで,これまでの大会に参加したほとんどすべての人々の顔が紹介され,我々日本人も含めて参加者一同大いに盛り上がった。
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