焦点 看護ケアの質の評価に関する研究
海外文献
ケアリングの中範囲理論の経験的な発展
Kristen M. Swanson
1
,
小林 康江
2
,
片田 範子
2
1ワシントン大学
2兵庫県立看護大学
pp.301-311
発行日 1995年8月15日
Published Date 1995/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900309
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
このケアリングの中範囲理論は,3つの異なる周産期の文脈(context)を通して現象学的探求によって帰納的に導き出され,妥当であることが確認された。研究Iでは最近自然流産を経験した20人の女性によって,研究IIはNICUの19人のスタッフによってケアリングが語られた。さらに研究IIIは長期間保健婦の訪問を受けた8人の若い母親によって語られている。理論が実証的にどのように造られ洗練されたのかを述べ,5つのケアリングのプロセスとケアリングの総体的定義を示した。最後に研究の結果をCobb(1976)のソーシャルサーポートの定義と,Watson(1979,1985)のケア要因と,Benner(1984)の看護婦の援助役割を用いて比較検討した。
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.