焦点 老人ケアの教育とカリキュラム
解説
薬剤師教育における老人ケア
佐谷 圭一
1
1日本薬剤師会
pp.511-517
発行日 1994年12月15日
Published Date 1994/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900223
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老人看護に関われる薬剤師数の考察
(マンパワーとしての視点から)
1992(平成4)年末の届け出薬剤師数は162,021人であり,1990(平成2)年末(前回調査)に比べ,11,394人,7.6%増加し,人口10万対薬剤師数は130.2人(人口比で世界一の密度)で,平成2年に比べ8.3人増加している。また,その内訳は表1の通りであり,薬局の従事薬剤師は52,226人,医療施設(病院・診療所)の従事薬剤師は43,416人であり,その総数は95,642人であった。
老人看護の視点よりこれを考察する時,薬局従事薬剤師は街の薬局薬剤師として,今後,在宅老人看護関連に関わる可能性が大であり,医療施設従事薬剤師は,病院・診療所において病棟活動(いわゆる600点業務)に積極的に参加することによって,より老人看護関連業務に関わる可能性を秘めている。
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