特集 看護の専門分化とクリニカル・ナース・スペシヤリスト(CNS)—その現状と展望 聖路加看護大学公開講座委員会編
第5章
シンポジウム 日本における看護のスペシャリストの現状を考える
鈴木 文江
,
川名 典子
,
青木 和恵
,
大友 陽子
,
座間 幸子
,
Ann B. Hamric
,
小島 操子
,
岩井 郁子
pp.423-461
発行日 1994年10月15日
Published Date 1994/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900217
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司会:2日間にわたって,Hamric先生,小島先生の具体的でわかりやすい講義から多くのことを学び,貴重な示唆を得ました。アメリカと日本は社会,あるいは文化背景,また看護書関連するさまざまなシステム,抱えている看護界の問題も異なります。しかし,私どもの目指そうとする看護の本質,あるいは看護の質を高め,時代の変化に対応していく情熱と努力,そして,取り組みは変わりえないものです。シンポジウムでは必然的に生まれ,動き始めようとしている制度,あるいは個の努力によって発展しつつある日本における看護のスペシャリストの現状を考え,将来を展望していきたいと思います。
5人のシンポジストの皆様には現状,スペシャリストとしての教育背景,現在のポジションとその役割と活動の実際,その中での課題,展望など,本音で語っていただくことになっております。また,Hamric先生,小島先生を交え,会場の皆様とともに活発な意見を交換し,日本の実態を踏まえこれからの看護スペシャリストの教育や認定,役割などを考えたいと思います。特にHamric先生には日本の現状を知っていただき,今後,どう取り組むべきかコメントをいただくことになっております。
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