特集 日本看護診断研究会・第2回学術集会報告
一般演題
9.ICUにおける食道癌術後患者の看護診断
渡邊 仁美
1
,
小椋 かおる
1
,
藤原 由美子
1
,
金村 延子
1
,
太田 和恵
1
,
森本 靖子
1
,
井山 寿美子
2
1鳥取大学医学部附属病院・集中治療部・救急部
2鳥取大学医療技術短期大学部
pp.175-179
発行日 1993年2月28日
Published Date 1993/2/28
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900131
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はじめに
当大学病院集中治療部(ICU)では,看護計画の看護診断・共同問題リスト(問題リスト)のNANDAの看護診断名を用いてパターン化した。そして,IPO方式(Initial Planning Option方式)を用いたスタンダードケアプランを導入している。その結果,看護問題のもれが防止できると共に,申し送りと記録時間の短縮が得られた。
しかし,現在使用しているパターン化した問題リストでは,①看護診断と共同問題の区別が不明瞭②問題の優先順位が不明確などの問題に直面し,問題リストの改善が必要となった。そこで,各疾患毎の看護過程とマズローの欲求階層説の観点に焦点をあて検討した。
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