Japanese
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特集 エビデンスから見直す癌術後患者のフォローアップ
再発治療からみた食道癌術後患者のフォローアップ
The benefit of the appropriate follow-up patients after surgical procedures for esophageal cancer
松原 久裕
1
,
落合 武徳
1
Matsubara Hisahiro
1
1千葉大学大学院医学研究院先端応用外科
キーワード:
食道癌
,
集学的治療
,
フォローアップ
,
再発治療
,
重複癌
Keyword:
食道癌
,
集学的治療
,
フォローアップ
,
再発治療
,
重複癌
pp.751-757
発行日 2002年6月20日
Published Date 2002/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904885
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食道癌の予後は近年,集学的治療の進歩により著明に改善してきている.しかし術後の再発例は少なくなく,多重癌の報告も数多い,再発後の治療についても化学療法,放射線治療の組み合わせにより著効を示すようになった.当科における食道癌術後の再発形式,再発時期,再発後の治療の検討から多くの症例は術後2年以内に再発を認め,リンパ節再発は遠隔臓器転移,播種に比べて再発後の生存率も良好であった.再発を症状の出現により認めた場合と無症状で確認した症例を比較した結果,リンパ節転移,遠隔臓器転移例とも無症状の群は再発後の治療により有意に生存が延長した.多重癌の検索とともに厳格なフォローアップは術後重要であることが確認された.
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