特集 日本看護診断研究会・第2回学術集会報告
一般演題
3.実習記録への看護診断取り入れの効果と問題点
堂下 芳美
1
,
八塚 美樹
2
1高岡市立看護専門学校
2高岡市民病院・4階西病棟(小児科)
pp.146-150
発行日 1993年2月28日
Published Date 1993/2/28
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900125
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はじめに
実習記録は,学生に対象理解の視点を与え看護過程の展開の思考を整理するという役割をもっている。特にデータベースは対象を理解し,看護診断を導き出す重要な部分である当校では,ヘンダーソンのニード論を基にした情報収集記録用紙を使用していたが,特に心理社会面の情報が充分捉えられていないことが問題となっていた。
そこで,1990年(平成2年)のカリキュラム改正を機会に,ゴードンの11の機能別パターンを取り入れた情報収集記録用紙の導入と,更に問題リストを看護診断名を取り入れたPES方式とし,初期計画,経過記録用紙も合わせて変更した。
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