連載 インターネットと英語ライティングマニュアルを活用した 英語アカデミックライティングのスキルアップ・4
英語論文を「書く」ために必要な実践的知識・1—文法Ⅰ:動詞
江藤 裕之
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1東北大学大学院国際文化研究科
pp.68-73
発行日 2023年2月15日
Published Date 2023/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681202071
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この連載は,学術論文を英語で書いて発表するときに役に立つ情報や必要な知識をお伝えしようとするものですが,前号までの3回はその基礎編として,インターネットの翻訳ソフトなどの活用から,「書きことばの文法・語法」「語の選択とコロケーション」についてお話をしました。そこでは,英語を「書く」には「話す」「読む」ときとは違った注意が必要であることがご理解いただけたと思います。
ある言語で正しく文章を書くというのは,外国人の学習者だけでなく,その母語話者にとっても難しいものです。すでに述べましたが,native speakerはいても,native writerは,よほどの天才を除いて,存在しません。どの言語でも,簡潔で正確に意味を伝える文章を書くことができるようになるには,それなりの練習を積んで,その技術を習得しなければならないのです。
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