特集 ヘルスヒューマニティーズと看護
扉
木下 康仁
1
,
『看護研究』編集室
1聖路加国際大学大学院看護学研究科
pp.539
発行日 2022年12月15日
Published Date 2022/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681202040
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ヘルスヒューマニティーズとは,「患者と医療者双方の健康とウェルビーイングの向上をめざして芸術や人文学の力を新たな方法で活用することをめざす運動」であり,実践的かつ学際的な新しい学問領域です。英国のPaul Crawford教授の提唱を端緒に2010年代から発展し,現在では英国はもとより広く世界的な展開をみせており,欧米を中心とする国際的ネットワークが構築されています。一方,わが国においてはまだほとんど知られていない状況です。
こうした背景の中,聖路加国際大学は早くからヘルスヒューマニティーズの可能性に着目し,2020年にはInternational Health Humanities Networkと共催で国際ヘルスヒューマニティーズ学会を開催するなど,ヘルスヒューマニティーズの活動を推進してきました。そして2023年度からは,大学院修士課程の選択科目として開講されることとなっています。
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